放射線診断・核医学部門

放射線診断

診断部門では、CT、MRIの検査や読影業務、研究が中心となっています。
CTとMRI各4台が導入されており、合わせて年間約5万件の検査を行っています。
CT4台は全て高速スキャン対応の最新技術を搭載したマルチスライスCT装置で、その機能を生かした高速・高画質の撮像の他、心臓、血管、骨病変などの3次元画像作成、パフュージョン検査も随時行っています。

MRI 4台はいずれも高磁場装置で、高い静磁場の均一性とRF送信の均一性を両立させたアーチファクトの少ない画像撮像が可能となりました。特に最近導入した3Tesla 装置 2台は高性能ハードウェアや各領域ごとの有用性を引き出すVolumeアプリケーション(3D ASL, 3D Heart, 3D Delta flow)を搭載した最新鋭装置であり、最先端の検査も可能となりました。

CT、MRI検査は全て放射線科医が担当し、熟練した放射線技師と連携し、効率よく質の高い検査が施行されています。特に、CTでは低被ばく線量での撮像にも心がけています。

診断部門ではこれらの検査の画像を読影し、診断報告書を作成していますが、この業務は日本医学放射線学会放射線診断専門医が中心に行っています。また、2006年 からはPACSが導入され、大容量の画像検査データのデジタル保管と、専用の読影端末を用いた読影が可能になっています。当科の診断部門には各領域の専門家が揃っており、他の大学病院に誇れるレベルの高い診断を行っています。 診断部門では院内のカンファレンスに積極的に参加し、随時コンサルテーションを受けることにより、他科との緊密な連携に努めています。
さらに、診断部門内での勉強会や他施設を含めた研究会に積極的に参加することにより、診断医としてのレベルアップに努めており、国内外の学会・論文発表にも力をいれています。

核医学部門

ガンマカメラ(SPECT装置)2台を用いて、脳神経、心臓、腫瘍、骨、肺、腎、甲状腺、副甲状腺、唾液腺、血管系、消化管など各領域の核医学検査を行っています。

2009年5月からはPET-CT装置1台が導入されました。
PETとはPositron Emission Tomogrphy(陽電子放出断層装置)の略です。CT やMRI などの形をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像で見ることができ、癌、脳、心臓などの病気の診断に有用です。さらにCTを組み合わせたPET-CTの機能(糖代謝)画像とCTの形態画像との融合画像が得られ、診断精度の向上が図られます。PET-CT検査は一日最大7件まで行うことができます。

また治療用放射性医薬品であるメタストロン注(Sr-89)を用いた、有痛性骨転移を有する癌患者の疼痛緩和も行っています。核医学検査の読影は核医学専門医・PET核医学認定医が行っています。また、当科では地域の要望に応じて他院からの核医学検査の依頼を積極的に受け入れています。