CTや超音波を用いた生検・ドレナージ

CTや超音波を用いた生検・ドレナージは、画像で位置を確認しながら針や細い管を進め、組織を採取したり、たまった液体や膿を体外へ出したりする処置です。

診断や感染・膿瘍の治療を目的に行います。病変の場所、周囲臓器との位置関係、出血リスク、全身状態を確認し、担当診療科と連携して実施を判断します。

生検・ドレナージの処置イメージ図
図は治療や処置の流れを説明するためのイメージです。実際の方法は病気の状態や体の構造によって異なります。

画像ガイド下処置について

CTや超音波で体の中の病変や液体のたまりを確認しながら、針や細い管を安全な経路で進めます。画像を見ながら行うことで、目的部位へ正確に到達し、周囲臓器への影響をできるだけ避けることを目指します。

生検について

生検は、病変の一部を採取して顕微鏡で調べるための処置です。病気の診断、治療方針の決定、薬物療法の選択などに役立つことがあります。採取できる組織量や診断できる可能性は、病変の場所や性質によって異なります。

ドレナージについて

ドレナージは、膿瘍、胆汁、尿、胸水、腹水など、体の中にたまった液体を外へ出す処置です。感染の治療、症状の改善、手術や薬物療法の前後管理を目的として行うことがあります。

処置前の確認

CT、超音波、MRI、血液検査などで、病変の場所、穿刺経路、出血リスク、感染の有無、抗血栓薬の内服状況を確認します。必要に応じて、抗血栓薬の休薬や輸血、抗菌薬の投与を検討します。

処置の方法

局所麻酔を行い、CTや超音波で位置を確認しながら針を進めます。生検では組織を採取し、ドレナージでは細い管を留置して液体を体外へ出します。処置中は痛みや気分不快がないか確認しながら進めます。

処置後の確認

処置後は出血、痛み、発熱、気分不快、呼吸状態などを確認します。生検後は必要に応じてCTやX線で合併症の有無を確認します。ドレナージでは排液量や色、感染の改善を見ながら管を抜く時期を検討します。

合併症・注意点

  • 穿刺部の痛み、出血、血腫
  • 感染、発熱
  • 周囲臓器の損傷
  • 肺に近い処置では気胸や胸水
  • 採取した組織で診断がつかず、再検査が必要となる可能性
  • ドレーンの閉塞、抜け、位置のずれ

受診について

生検やドレナージは、担当診療科が診断や治療方針の中で必要性を判断し、IVR担当医と相談して実施します。処置の目的、方法、合併症、処置後の管理について事前に説明します。